阪神ファンで知られる俳優の渡辺謙が４日、ツイッターで開幕以来となる阪神へのコメントを発信、その戦い方を「ファンに失礼」と厳しく批判した。

　渡辺謙は初主演しているブロードウェー・ミュージカル「王様と私」が先月１６日から公演中。４日は休演日で「少しタイガースをフォローする余裕が出てきた」と、久しぶりに虎ツイートした。

　日ごろは阪神を穏やかに見守る渡辺だが、本拠地での３連敗に「ＧＷで満員の甲子園、情けないゲーム。負ける試合はあるのは当然、でもこんな無様な負け方はファンに失礼かと」と黙ってはいられなかった。

　結果でなく内容を問いたいようで「バッテリーに問題は無いのか？もっとしつこく粘って攻めてほしい」と注文を付けた。

　渡辺は３月末の開幕シリーズで好発進したタイガースを喜び、「毎日チェックするのが楽しみです」と、遠くアメリカからその戦いを見守り続けた。

　その後暗転した戦いぶりには沈黙を守っていたが、とうとう我慢ならずこの日、「もう昨年の屈辱と後悔を忘れてしまったのか？どうしたタイガース！」と熱い思いを吐き出した。

　渡辺は長年の苦労が実ってブロードウェー・ミュージカルの主役を勝ち取り、その「王様と私」での演技で、トニー賞のミュージカル主演男優賞にノミネートされている。