明和電機 ネット社会に逆行

モノ作りの大切さを訴えた明和電機・土佐信道社長(左端)=西武渋谷店
シャンパンシャワーを正確に発射するライフル「ナポレオン銃」も展示された
2枚

 数多くの”ナンセンスマシーン”を世に送り出してきた明和電機が初プロデュースしたアート展覧会「Mise Mono Go! Yeahhh!!!展(ミセ モノ ゴー!イエー!展)」が、5月1日から東京・渋谷の西武渋谷店で開催されることになり、30日、関係者を招き、内覧会とオープニングパーティーが開かれた。 展覧会は「見世物小屋」を現代風にアレンジし、さまざまなジャンルの職人的アーティストに、明和電機・土佐信道代表取締役社長が参加を呼び掛け、映画の特殊メイクで知られるJIRO、世界的漫画家・丸尾末広、映画監督TORICOら6組が参加した。 展覧会は「見せる(=ミセ)、もの(=モノ)、行く(=ゴー) あっとおどろく(=イエー)」という意味が込められた。

 土佐は「見世物小屋というとマイナスのイメージがあるが、歴史を見ていくと江戸時代には盛んだった。像が来たり、人形のカラクリがあったり、みんな楽しんだもの。近代になると映画ができたり、動物園ができたり、その場を奪われてしまった」と話し、「ネット社会になり、情報を知るだけで満足している時代になってしまったが、モノを見ることで、もう一度、オー、イエーとなってもらいたい。リアルなモノづくりを職人的にしている方々に参加してもらった」と”現実体験”の大切さを訴えた。

 10日まで開催。期間中はアート展示のほか、ファッションショー、明和電機のパフォーマンスも行われる。入場料一般500円。高校生以下無料。

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