歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(70)が3日、東京・東銀座の歌舞伎座で行われた「三月大歌舞伎」(27日千秋楽)の初日公演に出演し、「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の菅丞相(かんしょうじょう)役を勤めた。
「菅原-」は歌舞伎の三大名作に数えられる演目で、当初は昨年春に上演が予定されていたが、仁左衛門が肩を痛めたため延期されていた。
三大名作の「義経千本桜」は2013年10月に、「仮名手本忠臣蔵」も同年11、12月に歌舞伎座でそれぞれ通し上演されていた。今回の公演で、ようやく第五期歌舞伎座で、三大名作の通し上演が果たされた形となった。