美川憲一に前事務所「裏切り情けない」
歌手の美川憲一(68)が、前所属事務所から独立などを巡って2億1125万円の損害賠償請求をされている裁判の第2回口頭弁論が3日、東京地裁で開かれた。被告側の美川は法廷には現れず、代理人の弁護士が出廷。美川が2012年まで所属していた「エービープロモーション」秋元那男社長(71)への、原告質問が行われた。
美川は独立の際、前所属事務所から衣装や楽曲の譜面などを無断で運び出したとされ、返還の意向を示しているというが、秋元社長は「会社のものを勝手に運んで、『返せ』と言ったら、『いたんでいた衣装は一部捨てました』と。全然納得できません」と主張。
また、「(事務所設立から)27年間、一生懸命やってきました。こういう裏切りをしてやめていくのは、ほんとに情けない話です」と訴えていた。