板尾 10年日記完結編に感無量

 お笑いタレントの板尾創路(51)が27日、東京・パルコブックセンター渋谷店で、著書「板尾日記 10」(リトルモア刊)の発売記念イベントを行った。

 著書は10年間手書きで書き続けた日記の第10弾にして最終巻。これまでのシリーズでは、09年8月に1歳11カ月で急逝した長女や、人工授精で誕生した次女についても触れており、「状況や心情、その時の思いも書けた。同じような不幸を経験した人にも読んでもらえたり報告できた。書けてよかったと思う」と振り返った。

 今は日記を書くことも辞めたが、これまでの印税について聞かれた板尾は、「そんなに売れてないですよ、これ。都内に家?そんなレベルじゃない。誰がこんなとこに建てんねん、っていうくらいの場所に小さい家くらいは建ったと思うけど」と笑わせていた。

 板尾は昨年4月に出演した舞台「きりきり舞い」で21日に膵臓(すいぞう)がんで死去した歌舞伎俳優・坂東三津五郎さん(享年59)の長女で女優の守田菜生と共演。公演中、三津五郎さんが休憩時間に楽屋にたずねて来てくれた時の思い出も語った。

 「『ケータイ大喜利』見てます。すごく面白い番組で大好きです」と言われたといい、「恐縮した思い出があります。いまだに(亡くなったことが)信じられません。恐れ多いけれど、何か(仕事で)でご一緒したかった。残念な気持ちです」としんみり。

 「すごくフランクにお話ししていただいて、すごくナチュラルな人で…。テレビの話では目がキラキラしていて、お笑いが好きなんだなってことが伝わってきた。あの瞬間の姿が一生思い出に残り続けるんだろうなと思います」と偲んだ。

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