俳優の三浦貴大（２９）が３１日、都内で行われた映画「繕い裁つ人」の初日舞台あいさつに主演の中谷美紀（３９）らと登壇し、元歌手・山口百恵こと母の三浦百恵さん（５６）に“ラブコール”を送った。

　映画は神戸の洋裁店が舞台で、百恵さんもキルト作品を手がけるなど洋裁に造詣が深い。貴大は小さい頃から、パッチワークする母の姿を見てきたといい「どういう感想を持つのか聞いてみたいですね。昔から（洋裁を）やっているので」と母への思いを語った。

　劇中では服への強いこだわりを持つデパートの営業マンを演じている。私生活では服にまったくこだわりがないと明かし「今までオシャレな役は経験がなかったので、撮影前にスーツに慣れておかないと『スーツに着られてしまう』と思い、なるべくスーツは着るようにしていました」と、この日は見事なスーツの着こなしを見せた。

　貴大は三浦友和・百恵さん夫妻の次男。大学時代はライフセービングで身体を鍛え、２０１０年、「リポビタンＤ」のＣＭでデビュー。同年、映画「ＲＡＩＬＷＡＹＳ－レイルウェイズ－」などの映画に出演した。１９８５年１１月１０日生まれ。生まれた直後から父・友和さん似で、芸能界デビュー時も父に似た精悍な顔つきが話題となった。

　俳優の道を選んだことを伝えた時、百恵さんからは「あ、そう、頑張ってね」と言われただけだったこともかつて明かしている。