フジ社長 「暗殺教室」延期問題で持論

 フジテレビが23日深夜に放送を予定していたアニメ「暗殺教室」(金曜、25・20)の第3話が「イスラム国」による日本人人質事件に配慮して、放送見送りとなったことについて、同局の亀山千広社長が30日、オーバーコンプライアンスにならないよう考えたい」と述べた。都内での定例会見で記者の質問に答えた。

 亀山社長は「暗殺教室という番組そのものの中身がそぐわないというわけではない。映像表現の問題。」と前置きした上で、改めて、ナイフを振りかざしていろんなものを刺しているシーンを問題視したことを説明した。

 また、放送延期の最も大きな理由は「(交渉期限の)72時間という期限とオンエアが同時刻だったこと」と明かし、「視聴者が不快に思ったり、どう思うかを考えて編成する。決して作品の中身がそぐわないというわけではないので、オーバーコンプライアンスにならないように考えたい」と述べた。

 会見が行われた30日深夜にも延期された第3話の放送が予定されており、「今日も難しい編成だと思う」と話した。

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