電撃ネットワーク三五十五 がんから復帰

 パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」のMC担当、三五十五(さんご・じゅうご)が、がん闘病を乗り越えて1年半ぶりの現場復帰を果たすことが12日、分かった。

 三五は昨年5月頃から頭痛、耳鳴り、吐き気、めまい、意識が飛ぶなどの不調を訴え始め、7月の公演中に体調を崩して病院に搬送され、肺がんであることが発覚。「余命1週間」と宣告され、緊急入院した。脳への転移から目もほとんど見えない状態になった。

 そんな絶望の中、メンバーや友人のサポートが三五を支えた。「三五十五応援Tシャツ」を販売し、売上利益を医療費の一部に当てるなどして支援。本人も懸命にリハビリを進め、今年3月には無事52歳の誕生日を迎えた。4月に単独公演「デンゲキピック」の成功に復帰の思いを強くし、闘病から1年後の7月には抜け落ちていた髪が伸び始めた。

 待望の復帰舞台は、今月21日にアントニオ猪木酒場・東京新宿店で開催される「電撃クレイジーナイト忘年会ダァー!」。三五は公演前に会見し、ステージでは南部虎弾、ギュウゾウ、ダンナ小柳に加わって電撃ネットワークのメンバーが勢ぞろいする。中村有志、鳥肌実、エスパー伊東、ミラクルひかる、パルらも共演する。

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