麒麟 売れない若手時代に解散危機

 お笑いコンビの麒麟が22日放送の読売テレビのバラエティー番組「八方・陣内・方正の黄金列伝」に出演し、売れない若手時代に解散危機があったことを明かした。

 97年にコンビ結成した麒麟だが、しばらくは鳴かず飛ばずだった。解散の選択肢について、田村裕(35)は「僕から解散というのは1回も考えたことはないです」と振り返ったが、舞台出演の予定がないにもかかわらず、当時ネタ合わせをしていた川島明(35)の家に呼ばれることが続いたという。

 田村は「あの時は気づかなかったけど、今思えば、川島は解散のことを考えていたけど、言い出せなかったのでは」と疑問を投げかけた。すると、川島は「言い出せなかったですね」と解散を考えていたことをあっさり認めた。

 川島は「僕のやりたい漫才と田村のツッコミがかみ合わないことがあって、ずっと思っていた」と当時の心境を説明。「(相方が)田村ではアカンかもしれない」との思いに至り、「明日のネタ合わせで絶対(解散を)言おう」と決めた夜、田村から電話がかかってきたという。

 田村から「正直に言うてほしいけど、オレじゃアカンやろ?お前のネタにうまくツッコミできないから、解散するんやったら早い方がいい」と切り出したのだった。川島は反射的に「そんなことないよ。何を言うてんねん。全然大丈夫。バンバン来てや」と答えていた。「それがなかったら危なかったかもしれないですね」と川島はしみじみと振り返った。

 田村から川島への1本の電話で解散危機を乗り越えた麒麟はその後、01年開催の第1回M-1グランプリで決勝進出。一躍全国区となり、仕事も急激に増えていった。

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