ＴＢＳ系が３０日に中継したプロ野球・日本シリーズ第５戦、ソフトバンク－阪神（ヤフオクドーム）の視聴率が３１日、ビデオリサーチの調べで分かった。

　試合はソフトバンクが１－０の接戦を制して３年ぶり日本一を決めたこともあり、北部九州地区（ＲＫＢ毎日放送）は平均２６・７％と全５戦で２０％超をマーク。４３・９％まで伸ばした瞬間最高は放送終了３分前の午後１０時１７分、本拠地で有終の美を飾った秋山監督が優勝インタビューを受けているシーンだった。

　一方で阪神の地元・関西地区（ＭＢＳ）は平均１９・６％と３戦連続で２０％台割れ。瞬間最高は午後１０時４分の３９・３％。まさに西岡の守備妨害で試合が終了した瞬間だった。

　関東地区（ＴＢＳ）は平均１０・３％、瞬間最高も試合終了直後の午後１０時５分の２３・６％にとどまった。今年の日本シリーズは在京球団が出場していなかった影響もあり、全般的に低調だった。

　一方で試合中に放送されていた米倉涼子主演の人気ドラマ「ドクターＸ～外科医・大門未知子～」（テレビ朝日）が今期民放ドラマ最高の２３・７％をマークし、圧倒的な存在感を示した。同ドラマは関西地区（ＡＢＣ）でもプロ野球中継がなかった前週と同じ１９・１％を記録。北部九州地区（ＫＢＣ朝日放送）は１４・１％だった。