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「ルーズヴェルト-」で反響 馬場とは

2014年5月16日

5月11日に放送されたTBS系「ルーズヴェルト・ゲーム」より

5月11日に放送されたTBS系「ルーズヴェルト・ゲーム」より

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 馬場はこの反響に、「そう言っていただいて、ありがたいです。まだまだですが、もし何かのつながりでそう(再登板)となれば…野球部のことはこれからも応援し続けて、また機会があれば、現場に携われたらうれしいと思っています」と話す。

 10年に亡くなった劇作家つかこうへい氏最後の愛弟子と言われ、舞台出身の馬場にとってドラマの経験はほどんどなく、今回のドラマは初めての連ドラ出演。「(主演の)唐沢さんの背中を近くで見ながら、もっともっとやらないとな、という気持ちでいっぱいです」。

 ドラマでは野球部と敵対している細川社長役の唐沢寿明だが、野球部員と何度も食事をするなどチームは一丸。唐沢は「思い切ってやればいいんだよ」と部員を激励しているという。

 収録以外でも野球部員の結束は固く、1話から3話までは「だれかの家に集まってオンエアを見ました」。3話は馬場の家に和田正人、工藤阿須加ら部員7人が集まり、「みんな大号泣しながら見てました」と明かした。

 ■サッカー少年からつかこうへい氏の愛弟子に

 ドラマでは投手の役を演じたが、馬場自身はサッカー選手を目指していた。

 JリーグFC東京などに所属した兄・馬場憂太(30)の影響で3歳からサッカーを始め、5歳からクラブチームに所属。小4で膝、アキレス腱、足の甲を痛め全治1年のけがを負うまで、サッカー選手が夢だった。けがでサッカーを離れた1年間に数多くの映画を見たことで役者への思いが募り、小6で劇団ひまわりに所属。18歳の時、転機が訪れた。

 つか氏作・演出の舞台「飛龍伝2010ラストプリンセス」のオーディションに自ら応募。「ほぼ最後の参加者で、飛び入りみたいな感じだったんですけど、つかさんは熱心に見てくださって。その場で『お前にやらせる』と」。結果は合格だった。

 つか氏からは「芝居なんかするな!役者は目の前にいる人に思いを伝えればいいんだ」と徹底的に教えこまれた。「今もその言葉が心に残っています」。

 【馬場徹】 ばば・とおる。1988年6月17日、東京都生まれ。06年にミュージカル「テニスの王子様」で初舞台。07年、若手俳優ユニット「PURE BOYS」の結成メンバーとなる。つかこうへい氏の死後、舞台「熱海殺人事件」で木村伝兵衛部長刑事、「新・幕末純情伝」で坂本龍馬を演じるなど、舞台を中心にめざましい活躍を続ける。6月19日からは早乙女太一らと共演する舞台「怪談・にせ皿屋敷」が開幕。

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