たかじんさん棺で「おだやかな顔」

 今月3日に他界したやしきたかじんさんが1994年から司会を務めた関西テレビ「たかじん胸いっぱい」が11日放送され、タレントの遙洋子が、最期の様子を明かした。

 昨秋のたかじんさんの誕生日にも呼ばれ、クリスマスにもプレゼントを贈られるほどかわいがってもらっていた遙。「あるお天気のいい朝、たかじんさんが『お茶を飲みたいって言っている』という連絡をもらい、ご自宅に伺った」と明かした。そこで出迎えてくれた夫人に「たかじんさんは?と聞くと、その前に笑顔で洋子に伝えてくれと、たかじんさんから言われたことがあるとおっしゃるんです。『1月3日に亡くなった』と」。実は遙が呼ばれたのは、お茶のためではなく、死去を知らせるためだった。「(生前に)洋子だけは家に呼んで他のメディアから聞かせるなと、奥様がたかじんさんに成り代わってメールをし続けてくれてました」と気丈に話した。

 1月7日に発表したのも、たかじんさんの月の「正月のめでたい気分を自分のことで悲しませたくない。だからその後にするように」という遺志だった。

 棺の中のたかじんさんは同番組の1000回記念で着る予定だった赤いジャケット姿で、「お顔は大変幸せそうでおだやかでした」と、最期の様子を番組で報告した。

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