ウルトラマンと影武者が抱擁

フォトセッションでポーズを決めるハヤタ隊員役の黒部進とウルトラマン=東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ(撮影・開出 牧)
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 人気特撮番組「ウルトラマン」でハヤタ隊員役を演じた俳優・黒部進(73)が18日、都内で開催中の「第26回 東京国際映画祭」で行われた「ウルトラマン Blu‐ray BOX2」発売記念上映会に、アキコ隊員役の女優・桜井浩子(67)と登場した。

 ウルトラマンのスーツアクターだった古谷敏(70)もイベントに参加して、撮影当時の1966年以来、47年ぶりにウルトラマンに“変身”。古谷ウルトラマンと抱擁を交わした黒部は、「ジーンと来るね。素晴らしい」と感慨にひたった。

 47年ぶりにウルトラマンのスーツを着用した古谷だが、スーツは当時のものではなく、現在の古谷の体型に合わせて新調されたものという。

 最新鋭の映像技術でよみがえった不朽の名作に、黒部は「僕らがやってたころはピアノ線がはっきり分かって、セットも貧弱だったのが、キレイになってるのでビックリ」と時代の進化を実感。「半世紀もたつんだから、人間は老いますよね」と時の流れをかみしめていた。

 なお、スーツアクターとは、特撮映画やテレビ番組の撮影で、スーツと呼ばれる着ぐるみ(ぬいぐるみ)を着て演じるスタントマン、スタントウーマンを指す言葉。

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