森さん本葬 王氏「誰もがファンに…」

 テレビドラマや司会など幅広く活躍し、11月10日に92歳で死去した俳優森光子さんの本葬が7日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治氏をはじめ、近藤真彦、東山紀之「嵐」のメンバーらジャニーズ事務所のタレントも数多く参列した。

 王氏は弔辞で以下のように天国の森さんにメッセージを伝えた。

 「また会えるかと本当に楽しみにしていました。しかしこのような形でお別れしなければいけないこと、本当に悔しい、その一言に尽きます。

 森さんとのお付き合いは私の現役時代から、40年を超えるものになっています。ホームランの記録や節目に心のこもったお花やお手紙をいただきました。2003年からは福岡の博多座で『放浪記』が始まりました。その間、時間を作っていただいて共演者のみなさんと(球場に)応援に来てくださいました。身を乗り出して応援してくださっていたとうかがいました。

 一緒に食事をした時は、みんなが楽しそうに食事をしているのを目を細め、微笑んで見ていらっしゃったのを覚えています。

 舞台の前には(共演者の方と)お茶を一緒に飲んでいらっしゃったそうです。野球でいえば試合前のミーティンでみんなの心を一つにする、それと同じだと思います。

 だれに対しても変わらない心遣い。だれもがお会いすると森さんのファンになってしまうのが、分かる気がします。私もその一人でした。

 『私はアスリートだ』と言われたそうです。だからこそ、89歳まで2017回も『放浪記』の舞台に立つことができたのです。

 とてもとてもかわいい人でした。全力疾走の一生でしたが、これからは少しはやすらかな気持ちで、どうぞゆっくりお眠りください。本当にありがとうございました」

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