野田秀樹、盟友の死に「いつも二人三脚」
歌舞伎俳優・中村勘三郎さん(享年57)の死去を受け、30年来の友人であり、日本を代表する劇作家で演出家、俳優の野田秀樹が5日、報道各社にコメントを発表した。
野田は「同じ年の生まれで、歌舞伎の世界と現代劇の違いはありましたが、いつも二人三脚のような気持ちでいました。彼がかならず隣で走ってくれていました」と盟友の死を悼み、「かなしい、さみしい、つらい、ありとあらゆる痛切なる言葉を総動員しても、今の気持ちを表現する言葉が見つかりません」と胸の内を明かした。
勘三郎さんは、2010年、野田が主宰する「NODA・MAP」の番外公演『表に出ろいっ!』に出演。「エネルギーの格闘技」という意気込みで野田との舞台初共演を実現し、“女形”に挑んだ野田とのハイテンションな夫婦役で好評を博した。