岡本綾子が復活 門下生の刺激剤になる

 女子プロゴルフの岡本綾子(64)=ダイワボウホールディングス=が11日、千葉県内のゴルフ場でアドバイザリー契約を結ぶミズノの新クラブ「JPX E3(イースリー)sv」の発表会に、プロ野球元阪急(現オリックス)の山田久志氏(67)とともに出席。昨年夏から崩していた体調が戻り、「来シーズンから本格的にクラブを握ろうと思っている」と復活宣言した。この日も「ドライバーを振るのは今年10スイング目」と言いながら、全盛時と変わらない流れるような“綾子スイング”を披露した。

 岡本は現在、服部真夕、森田理香子、表純子、若林舞衣子らの女子プロ門下生をかかえる「チーム・オカモト」の総帥を務めているが、昨夏以降めまいを生じる体調不良に苦しめられてきた。その間も弟子たちにアドバイスは送り続けてきたが、「今シーズンはクラブを振ることがなかった」と実践指導は控えてきた。

 体調を崩しながらも、同時期の昨夏には岡本がミズノに対して「新しいドライバーを作ってもらえませんか」と注文を出し、1年半後、発案者の回復を待つように今回の新クラブ発表を迎えた。

 永久シード権を持つ岡本が発した「本格的にクラブを握る」というコメントに会見場内の空気は一変したが、それを察知した本人は「トーナメントに出て頑張るという訳じゃない」と試合復帰は否定。門下生との練習で実際に自分がスイングを見せ、その弾道データなどによって「若い子たちに証明します」と、あくまで指導者の範囲内での復活を示していた。

 「ミズノ JPX E3 sv」のドライバーやアイアンシリーズは12月4日から全国発売される。

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