【舩越園子の目】「リオ・イシカワ」の存在感

 「シュライナーズホスピタル・オープン第1日」(22日、TPCサマリン=パー71)

 石川遼が暫定5位の好発進。「スコアにとらわれず1打1打、自然体で」を心に誓い、伸び伸びプレーする石川を興味津々で見つめる一団がいた。同組のトニー・フィナウの家族だった。

 フィナウは米ツアー2年目のユニークな選手だ。両親はトンガとサモアの出身だが、8人の子供たちは米国生まれでフィナウは上から3番目。すぐ下の弟は下部ツアーの選手、5番目の妹はバレーボール、その下の弟はボクシングというスポーツ一家だ。

 そんな彼らが観戦に来たワケは兄の応援以外にもう1つ。予選2日間の組み合わせを知ったとき、一家は「日本の大スターのあのイシカワと一緒なんて夢みたい」と大興奮し、勢揃いでやってきた。プロゴルファーの弟は「トニーはカット、リオはドロー。2人の対比がすごく面白い」と目を輝かせた。

 逆に石川は190センチの長身が生むフィナウのゴルフに目を見張り、「あれだけ背が高いと、飛ぶし、アイアンの入り方が全然違う」と驚嘆の眼差し。「フィナウ一家は遼くん見たさで来たらしい」と告げると「お世辞に決まってる」と信じなかったが、これは事実。リオ・イシカワは米ツアー選手の家族から見ても「あのリオ・イシカワ」のようだ。

(在米ゴルフジャーナリスト)

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