石川遼、茨城県水害にプレーで支援誓う

 「男子ゴルフ・アジアパシフィック・ダイヤモンドC」(24日開幕、大利根CC=パー70)

 今季国内初戦となった前週のANAオープンで優勝し、通算12勝目を挙げた石川遼(24)=CASIO=が2週連続の国内戦に出場。開催コースは、9月上旬に東日本を襲った記録的な豪雨による水害に遭った茨城県南西部の坂東市にあり、今週は埼玉県松伏町の自宅から通う石川は22日、「プレーで盛り上げていくことしかできない」などと、復興支援への姿勢を示した。

 「田んぼの水が引いていない!」。優勝から2日後、その余韻が残る中、石川は自宅から17キロ先のコースへ向かう1時間弱の車中で、本来なら稲刈りの季節で黄金色に染まる田園風景とは違う、異様な光景に気づかされた。父親の勝美氏(58)によると、今回の豪雨では自宅周辺でも被害に遭った住居などがあったという。

 大会コース自体はこの日のプロアマ大会でプレーしながら、「下がぬかっていることはなく(好コンディションで)びっくりしました」と表現する。だが、周辺は関東鉄道常総線の一部(水海道~下妻間)がいまだに運転を見合わせたままで、その分、周辺道路の混雑区域が増している。

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)の選手会では池田勇太会長を中心に、プレー終了後の握手会チャリティーなどを企画しているが、石川はもちろん、「勇太さんに任せてます」と“目玉選手”になることを自覚。少年時代からゴルフ修練などでお世話になってきた地域へ、まずはプレーによる恩返しを誓っていた。

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