「大東建託いい部屋ネットレディース・最終日」（２日、鳴沢ＧＣ＝パー７２）

　新垣比菜（１６）＝興南高２年＝の活躍は、宮里藍、横峯さくらといったスーパースターの誕生を予感させる。

　この日は最終日最終組で出ながら、伸び伸びとプレー。２、６番ではバーディーが先行し、一時は首位に１打差に迫った。７、９番でボギーをたたき、１８番もティーショットを左の林に入れてボギーとし、最終的には７位だったが、ツアー史上初となるアマチュアの３週連続ベストテン入りという快挙を成し遂げた。

　「トップに１打差になった時にはもしかしたら優勝できるかなと思ったけど、あと１歩届かない感じでした。でも、意外と緊張しなかったし、最終組の雰囲気を味わえて楽しかったです」

　マシンのように乱れないスイングと心。この日はドライバーの飛距離で同組のアン・ソンジュ、原江里菜を大きくアウトドライブするホールもあり、近いうちに昨年の勝みなみに続くアマチュアのツアー制覇を成し遂げるかもしれない。