遼、予選通過は絶望的「足踏みしてる」

 「全米オープン・第2日」(19日、チェンバーズベイGC=パー70)

 3年ぶり4度目の全米オープン出場で、第2ラウンドを4オーバーからスタートした石川遼(23)=CASIO=は3バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算9オーバーでホールアウト。予選通過は絶望的となった。

 日本勢でただ1人、午前の組を回った石川はアウトから出て、この日はパー5に設定された1番で2オンに成功して2パットのバーディー発進。3番パー3でボギー、4番パー4でバーディー、5番パー4と9番パー3をボギーとし、前半を通算5オーバーで折り返した。

 10番パー4では第1打をフェスキュー芝の生い茂る左ラフに打ち込み、第2打もラフから脱出できずにダブルボギー。11番パー4もボギーとし、予選通過ラインとみられる通算4オーバーは遠のくばかり。15番パー3では7メートルのバーディーパットを沈めたが、17番パー3はバンカーショットからのボギー。最終18番パー4も第1打をラフに入れ、6メートルのパーパットもわずかに外れてボギーとし、通算9オーバーで2日間の競技を終えた。

 石川はスコア提出後、テレビ朝日のインタビューで青木功からマイクを向けられ、「終わってみればもう1回1からやり直しかなと思う。この4年間、自分で足踏みをしている点があるので、もう1回作り直さなければいけない」と話し、自身のスイングについて反省しながら、「やってきたことが出せないのは、実力がまだまだなのかな」とため息混じりに語った。

 午後の組の結果を待つまでもなく、今年の全米オープンから去る状況となった石川は、「スイングがどんどん小さくなってのびのびできていないので、もう1回作り上げなければいけない。しっかり向上心を持って、これから残り2カ月ちょっとでアメリカはシーズンは終わるので、アメリカでシードを確保して、来シーズンにつなげるようにしたい」と締めた。

 テレビ朝日の中継で解説を務める丸山茂樹は、不振にあえぐ石川について「課題が明確に見えていないので長めのトンネルにいるのでは。何か1つのこと、今やって悪ければ逆のことをしてみるのも手かも。僕は、逆行してみて前のいいイメージを取り戻した方がいいと思う」と語っていた。

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