飯島茜が6ホールの死闘プレーオフ制す
「Tポイント・レディース最終日」(22日、若木GC=パー72)
通算3アンダー2位から出た飯島茜(31)=TOTO=が4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算3アンダーで全美貞(32)=韓国=とのプレーオフに突入。6ホール目に飯島が決着をつけた。飯島は2010年ゴルフ5レディース以来となる4年半ぶりのツアー通算7勝目。
18番ホール(パー5)を繰り返すプレーオフは1ホール目がともにパーで、カップ位置を替えた2ホール目もともにパー。3ホールは両者が約1メートルのバーディーパットを沈めた。4ホール目はともにパー。5ホール目から再びカップの位置が替えられ、ここでも両者がパー。6ホール目で飯島が約1・2メートルのバーディーパットを沈めて、バーディーを逃した全美貞を退けた。
2時間近い飯島と全美貞とのプレーオフによる死闘に、会場ではギャラリーから「熱戦もいいが、いつになったら帰れるの」という声も上がっていた。
女子ツアーのプレーオフでは2002年5月のヴァーナル・レディースで久保樹乃と木村敏美が、06年のスタンレー・レディースで古閑美保と大山志保が、どちらも7ホール目まで戦ったのが最長記録。ツアー施行前には1986年のダンロップ・レディースで吉川なよ子と沢田さと子が10ホール目まで戦った。