日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は22日、左足甲の靱帯損傷で療養していたソチ冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)について「氷の上に乗っていて、滑り始めている」と、練習拠点のカナダで氷上練習を再開したことを明らかにした。
昨季の序盤から左足を痛め、ことしに入って状態が悪化した。2大会ぶりの優勝を目指した4月2日閉幕の世界選手権では、フリーでのミスが響いて2位。左足で氷を突いて踏み切るトーループは負担が大きいため、一部の4回転ジャンプをサルコーに変えざるを得なかった。大会後には「リスフラン関節靱帯損傷」で全治2カ月と診断されていた。