ジョコビッチ圧勝、生涯GSへ好発進
「テニス・全仏オープン」(24日、パリ)
男子シングルス1回戦で、世界ランク1位、第1シードのノバク・ジョコビッチ(29)=セルビア=は同95位のルー・イェンシュン(32)=台湾=を寄せ付けず、6-4、6-1、6-1でストレート勝ちした。
圧倒的な実力で王者に君臨するジョコビッチだが、全仏オープンだけは優勝の経験がない。生涯グランドスラム(現役中に全豪、全仏、ウインブルドン、全米の四大大会すべてで優勝すること)達成へ、意欲を燃やしていた。
第1セット序盤はお互いのサービスゲームをキープする展開に。第7ゲームでジョコビッチがブレークに成功すると、ルーもブレークバックする。第9ゲームでジョコビッチが再びブレークしリードを奪うと、このセットを6-4でものにした。
第2セットに入るとジョコビッチの強さが際立った。第2ゲームをキープしてから6ゲームを連取して第2セットを6-1で制すると、続く第3セットも第1ゲームから第5ゲームまでを連取。6-1で第3セットも取って試合に勝利した。