女子バレー、完勝でリオ五輪切符王手
「バレーボール女子・リオデジャネイロ五輪世界最終予選・第5日、日本3-0ドミニカ共和国」(20日、東京体育館)
日本がセットカウント3-0のストレート勝ちで、リオ五輪出場に王手をかけた。21日のイタリア戦か、22日のオランダ戦に勝てば自力で出場権を獲得する。
第1セットはリードを許す場面もあったものの、すぐにペースを取り戻した。セッターの宮下遥がサービスエースを決めるなどして25-22でものにした。
第2セットは4-2から主将の木村沙織が1枚ブロックを決め笑顔をはじけさせた。この後も長岡望悠のバックアタック、宮下のブロックなどでリードを広げた。結局、このセットも25-16で奪った。
第3セットはセットポイントを握られたが、日本が逆転し27-25。最後のポイントを決めた木村は試合後、「最後、すごく苦しかったんですけど、皆さんの応援のおかげでストレートで勝つことができたと思っています。応援ありがとうございました」とファンに感謝した。
18日のタイ戦は最終セットで6点差を逆転しての劇的勝利を収め、「この前のタイ戦を自信に変えて臨んだんですけど…」というが、「内容は今日も良くなかったので、反省点を修正して明日に臨みたいと思います」と振り返った。自身のプレーについては、「一昨日の試合(タイ戦)があまり良くなかったので…。今日はちょっとだけ良かったです」とはにかんだ。
真鍋監督は「先日の試合から選手が集中しています。サーブが良かった。まずは明日、イタリア戦、総力戦でベストを尽くします」と決意を語った。
日本のリオ五輪出場は、21日第1試合の韓国-タイでタイが敗れ、かつ第3試合のペルー-オランダでペルーが敗れると、日本の試合前に決まる。タイまたはペルーのどちらかが勝利した場合でも、日本がイタリアに勝てば出場権を得る。





