宇良、6勝目 勝ち越しまであと2勝
「大相撲夏場所8日目」(15日、両国国技館)
関学大から初の関取となった新十両の宇良(23)=木瀬=が東幕下1枚目の白鷹山(21)=高田川=を送り倒しで下し、5連勝を飾り、6勝目(2敗)を挙げた。
正面から低く当たって押し合い。スキを突き右へ動くと相手の左腕をたぐり、後ろに付いて転がした。
立ち合いに変化をこらす業師ながら、正攻法で当たっての勝利。「研究しても今日ほど分からない相手はなかった。分からない場合は押しです。(腕を取ったのは)たまたま。動きの中で」と、安どの表情。幕下相手となったが「やりづらさはない。自分の方が弱いと思ってやっているので」と、謙虚に振り返った。
場所前127キロだった体重は122キロと減り気味。「思ったよりキープしている。頑張って意識して食べるようにしている」と、初の15日間の長丁場は体力との戦い。勝ち越しまであと2勝ながら「まだ中日。やっと半分来たんだなという感じ」と苦笑いした。