「競泳・コナミオープン」（２０日、東京辰巳国際水泳場）

　泳ぐたびに新記録をたたき出す水泳界のワンダーガールがまたも快挙を達成した。女子５０メートル自由形で、中学３年の池江璃花子（１５）＝ルネサンス亀戸＝が、２４秒７４をマークし優勝。内田美希（東洋大）が持っていた日本記録を０秒２１更新し、１００メートル自由形、１００メートルバタフライに続いて自身３個目の日本新記録を樹立した。

　驚異の１５歳は、女子短距離のエースで、前記録保持者でもある内田にも直接対決で完勝。「（ゴールで）結構期待して掲示板を見たら（達成していた）。これまで頑張ってきたことが出たかな」と練習の成果を出せたことに胸を張った。

　それでも池江は、短距離界では世界のトップと水をあけられている現状を冷静に分析。「世界記録からはまだ１、２秒差があるので頑張る」と、さらなる高みを目指した。