全日本選手権の上位選手などが出場するエキシビション「メダリスト・オン・アイス」が２８日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、全日本で４連覇を達成した羽生結弦（２１）＝ＡＮＡ＝は「天と地のレクイエム」を、情感を込めて演技すると、アンコールではフリー「ＳＥＩＭＥＩ」のステップを披露。最後まで観衆を沸かせた。

　演技後のインタビューではこの日の代表会見で話していたように、来年３月の世界選手権（米ボストン）までに新たな４回転ジャンプの修得に意欲を見せた。

　羽生は練習やエキシビションでは国際連盟公認大会ではまだ成功例のない４回転ループに成功している。「挑戦していきたい。今も自分にできる限界の構成にしているけど、世界選手権に向けて限界を上げていきたい」と、明言した。