同大ラグビー松井1トライで慶大に快勝

 「ラグビー全国大学選手権 2次リーグ 同大36-8慶大」(13日、東京・秩父宮ラグビー場)

 8年ぶりに関西大学リーグを制した同大は、7人制日本代表のWTB松井千士(3年)が1トライを決めるなど36-8で慶大に快勝し、勝ち点9でC組トップに立った。

 関西王者がアウェーの秩父宮で暴れ回った。同大は前半、立て続けにスクラムから慶大の守備を崩しトライを重ねた。前半14分には、こぼれ球をキャッチした松井が「守備の穴が見えた」とステップを切り、50メートル5秒7の快足で抜き去りトライ。「関西王者としてのプライドを見せたかった」と胸を張った。

 後半開始直後にはヒヤリとする場面もあった。空中戦で競り合った松井が背中から落下し、しばらくもん絶。それでも「ここで抜けると士気が下がる」と腰を押さえながらピッチに立ち続けた。

 強豪がひしめく“死の組”で首位発進。「全勝で4強入りして歴史を変えたい」と宣言した松井は、20日の筑波大戦で、7人制日本代表で同じポジションを争う福岡とマッチアップする。「少しでも自分が上だという所を見せたい」。代表アピール、そして31大会ぶりの日本一に向けて、自慢の足をフル回転させる。

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