真央はルッツ決まらずも3位発進

 女子SPでスピンする浅田真央=バルセロナ(共同)
3枚

 「フィギュアスケートGPファイナル」(11日、バルセロナ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、男女通じて史上最多の5度目の優勝を狙う浅田真央(25)=中京大=は69・13点で3位につけた。

 SP「すてきなあなた」のムーディーなジャズにのり、冒頭のトリプルアクセルをしっかりに決め、最高のスタートを切った。続く連続3回転ジャンプはともに回転不足をとられ、終盤の3回転ルッツは1回転となったが、歓声に後押しされながら、切れ味鋭いステップを刻んだ。フィニッシュを決めた後は、やや悔しそうな表情を見せたが、表示された得点を見つめながら何度もうなづき、最後は笑顔で手を振った。

 ロシアの16歳メドベージェワが74・58点で首位。2位には同じくロシアの16歳ラジオノワが69・43点で続いた。全日本女王の宮原知子(17)=関大高=はほぼノーミスの演技で68・76点をマークし、4位となった。

 真央は1回転となったルッツが無効となり、0点だったが、スピン、ステップはすべて最高レベルのレベル4を獲得。表現力を示す5項目の構成点でもトップの得点をマークした。首位とは5・45点差。フリー「蝶々夫人」で、逆転戴冠を狙う。

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