「ラグビー・トップリーグ、ヤマハ発動機３９－１９ＮＥＣ」（２８日、エコパスタジアム）

　昨季２位のヤマハ発動機はＮＥＣを下し、開幕３連勝。Ｗ杯日本代表・ＦＢ五郎丸歩（２９）＝が今季初トライを含む計１９得点を奪い、「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。。

　０－５の前半１５分、ゴール前２０メートルでボールを受けると、１人をかわし、さらに２人につかまれながら止まらない。最後は手をめいっぱい伸ばし、ボールをたたきつけた。

　映像での判定となり、ギリギリ、ゴールライン上に届いていた。同点トライが認められると大観衆は拍手喝采だった。

　ゴールも成功させ、勝ち越し。さらに、いつもの拝むような“五郎丸ポーズ”から２本のＰＧも決めた。前半の１３得点を１人でたたき出した。

　後半開始早々、１３－１２と迫られたが、ＷＴＢハビリ・ロッキー（３５）のトライで突き放すと、その後も４トライを奪い、完勝。五郎丸は後半も３本のゴールキックを決める活躍だった。

　ヒーローインタビューを受けた五郎丸は、約１万３０００人が詰めかけたスタンドに向け「しっかりと自分の仕事ができた」と声援に応えた。

　エコパスタジアムは２０１９年にＷ杯が行われる。「Ｗ杯に１人でも多くの人が来て頂きたい。仲間と一緒に頑張っていきたい」と、ラグビー熱の継続を期した。