サクラセブンズが中国にリベンジ

日本-中国 後半、攻め込む女子セブンズ日本代表・山口真理恵=秩父宮(撮影・堀内翔)
3枚

 「女子ラグビー7人制・リオ五輪アジア予選、日本20-7中国(28日・秩父宮ラグビー場)

 第1戦の香港大会で優勝している日本代表は、中国代表に20-7で快勝して幸先のいいスタートを切り出場権獲得へ大きく前進した。

 日本は序盤から敵陣に攻め込み、前半4分にラインアウトからモールを押し込んで大黒田裕芽(アルカス熊谷)が先制トライ。さらにロスタイムにはオープンに展開して主将の中村知春(アルカス熊谷)のパスを受けたポイントゲッターの山口真理恵(ラガール7)がトライを決めて10-0とリードした。

 後半開始直後には、再び山口が相手を振り切って独走。ゴール手前でタックルされたが、そのまま引きずるようにトライを決める。さらに2分には中村主将のパスを受けたチーム最年少の小出深冬(アルカス熊谷)がダメ押しのトライを決めて20-0と大きく引き離した。3分に中国にトライを返されたが、最後まで厳しいタックルで相手の反撃を許さず20-7でノーサイド。香港大会で唯一敗戦を喫した中国にリベンジを果たし、リオへ向けて好発進となった。

 日本代表の浅見敬子ヘッドコーチ(HC)は、「初戦に全てを賭けていたが、私たちのやりたいラグビーが出来た。最初のトライは今まであまり出てなかったけど、モールは自信を持って練習していた」と納得の表情で振り返った。また、2トライを挙げた山口は「いいボールがきたのでトライが出来てよかった。でも、まだ始まったばかり」と気を引き締めることを忘れなかった。

 日本代表はこのあとグアム代表、香港代表と戦い、あす29日の最終日にスリランカ代表、カザフスタン代表戦がある。5試合のプール戦を終えたあと、順位決定戦に臨み第1戦と第2戦の合計ランキングポイントで最上位チームが、アジア代表としてリオ五輪の出場権を獲得する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス