錦織に負けたチリッチ 日本ファンに感謝
「テニス・楽天ジャパン・オープン・準々決勝」(9日、東京有明テニスの森公園)
シングルス準々決勝で、世界ランク14位で第6シードのマリン・チリッチ(27)=クロアチア=は、昨年覇者で世界ランク6位の第2シード・錦織圭(25)=日清食品=と対戦し、6-3、5-7、3-6の逆転負けで姿を消した。
8年ぶり2回目の大会出場となったチリッチは、錦織とはこれが10度目の対戦。昨年の全米オープン決勝では勝っているものの、日本で再現とはならなかった。序盤から武器のサーブを効果的に決めたが、要所でミスを誘われ逆転を許した。「テニス自体はよかったが、ニシコリはツアーで最もリターンがうまい1人。最初はよかったけど、ここという所で取れなかった」と唇をかんだ。
アウェーでの試合となったが、試合後には日本のファンの歓声に拍手でこたえた。「クロアチアに帰ったとき以外では、いちばん温かく応援してもらった。また戻ってくるのを楽しみにしている」と感謝。11月28日に東日本大震災の被災地支援を目的に行われる「日清食品ドリームテニスARIAKE」(有明)で来日し、再び錦織とシングルスで戦う。
