佐野氏、展開例画像の流用は認める

佐野研二郎氏デザインの大会エンブレムの空港での活用例(上)と無断転用したとされる画像(SLEEPWALKING IN TOKYOのホームページから)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、ベルギーのリエージュ劇場のロゴとの類似が指摘され、同劇場などから国際オリンピック委員会(IOC)が提訴されていた東京五輪のエンブレムの使用停止を決定した。

 組織委員会はエンブレムの展開例を示したデザイン画像について、佐野氏は個人のサイトからの流用を認めたことを明かした。

 この日、佐野氏と会談した武藤敏郎事務総長は「認めておられた。当初、展開例が示されたのは審査の場。クローズドの場ではよくあるということでした。公表される場合は権利者の了解を得る必要があるが、『怠った。自分のミスだった』と。我々組織委員会としても権利者の了解を得たかを確認するべきだった」と、説明した。

 盗用疑惑が浮上したことを受け、組織委員会は8月28日に会見を行い、エンブレムの「原案」と「展開例」を公表したが、その「原案」、「展開例」として活用した風景デザインにも“パクリ疑惑”が浮上していた。

 展開例で使用した羽田空港や渋谷の背景は別の個人のサイトで公開された写真と酷似しており、無断で流用したとの指摘が相次いでいた。

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