錦織激闘 深夜2時でも視聴率8%台
視聴率調査などのビデオリサーチが3日、錦織圭が出場した「全仏オープンテニス2015・男子シングルス錦織圭×ジョーウィルフライ・ツォンガ」(テレビ東京系)の2日午後10時から174分間の番組平均世帯視聴率(関東地方)が11・4%だったことを発表した。また、先に2セットを失った反撃を開始した午前1時から2時にかけては、深夜としては高い8%後半の視聴率を記録していたことも分かった(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ。記事中の時刻はすべて日本時間)。
ビデオリサーチの番組平均世帯視聴率は、事前に放送局から提出された放送予定に基づき、番組単位でまとめられる。錦織の試合中継は予定を変更した番組編成だったため、もともと放送予定だった番組の時間帯ごとに視聴率データが出された。
まず、当初の予定だった午後10時から174分間が11・4%だった。試合は午後10時52分に始まった。序盤は錦織の劣勢が続き、午後11時58分ごろに場内の看板が落下するアクシデントが発生。試合は中断した。午前0時37分ごろに試合は再開し、第2セットをツォンガがとったところまでが、この時間帯に当たる。
以後の視聴率を時間帯ごとにまとめると以下の通り。()内はデイリースポーツ調べによる、該当する時間のおおよその試合展開。
午前0時54分から6分間が9・7%(第3セット第1ゲームから第3ゲーム途中まで)
午前1時から47分間が8・9%(第3ゲームから第4セット第2ゲームまで)
午前1時47分から15分間が8・7%(第4セット第2ゲームから第5ゲームまで)
午前2時2分から30分間が8・7%(第4セット第5ゲームから第5セット第1ゲーム)
午前2時32分から5分間が8・8%(第5セット第1ゲームから第5セット第2ゲーム)
午前2時37分から30分間が8・3%(第5セット第2ゲームから試合に敗れ錦織がコートを去るまで)
午前3時7分から30分間が2・9%(試合終了後のキャスターによるコメントから、中継後に放送されたスポーツニュース「ネオスポ」の途中まで)
数字の推移を見ると、錦織が調子を取り戻した第3セットから試合終了まで、ほとんどの人が観戦し続けたことが分かる。
なお、視聴率は速報値にあたる「日報データ」と呼ばれるもので、後日、正確な数値がまとめられる。