FIFA、ブラッター氏5選有力 会長選、汚職事件でも優位
【チューリヒ(スイス)共同】国際サッカー連盟(FIFA)は29日、スイスのチューリヒで総会を開き、現職のブラッター会長(79)=スイス=とアリ王子(39)=ヨルダン=の一騎打ちで争われる会長選が行われる。27日に現職副会長2人が逮捕されるなどFIFAが前代未聞の汚職事件に揺れる中、1998年に就任したブラッター会長の5選が有力視されている。
28日の総会開会式で、ブラッター会長は「FIFAにとって、かつてない難しい時。サッカーとFIFAの名声をこれ以上泥にまみれさせるわけにはいかない。ここで止めなくてはならない」と、終始険しい表情で再建への意欲を示した。