2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとして建て替えられる国立競技場(東京都新宿区)のスタジアム本体の解体作業がこのほど完了し、神宮の森に巨大な空間が広がった。事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)によると、8日にスタンドの撤去が終わり、9月末までに建物の基礎部分の取り壊しやがれき処理の終了を目指す。
約8万人を収容する新国立競技場は10月に着工し、19年3月に完成予定。現在の建設計画には、内閣府の特別機関の日本学術会議が周辺の自然環境に配慮が足りないとして見直しを求める提言を出すなど、批判の声もある。