伊藤美誠、リオ五輪射程圏に

 国際卓球連盟(ITTF)は4日、5月の世界ランキングを発表し、前日まで行われていた世界選手権の女子シングルスで日本人最年少の8強入りを果たした伊藤美誠(14)=スターツ=が先月の15位から11位に浮上。15位となった平野早矢香(ミキハウス)を抜き、6位の石川佳純(全農)、8位の福原愛(ANA)に次ぐ日本人3番手となった。

 飛ぶ鳥を落とす勢いの14歳が、来年の夢舞台を視界にとらえた。日本卓球協会が定める16年リオデジャネイロ五輪の選考基準では、今年9月に発表される世界ランキングの上位2人を、シングルスの出場権の懸かるアジア大陸予選会に派遣。団体戦候補となる残り1人を強化本部推薦((1)国際競争力の実績と評価、(2)日本がメダルを獲得するために必要な競争力を持ち合わせている者の2点を勘案)で選ぶとしている。ドイツオープン優勝、世界選手権8強と、直近の伊藤の勢いを考えれば、3番手以内をキープできれば、代表入りの可能性は高い。

 さらに2番手の福原とのポイント差もわずか42点差。先月の140点差から大きく縮め、シングルス代表入りも不可能ではなくなってきた。

 日本女子では石川が1つ順位を落とし6位、福原は8位をキープした。平野早は2つ順位を落とし15位。石垣優香(日本生命)は22位、伊藤とダブルスを組む14歳の平野美宇(エリートアカデミー)は29位まで浮上した。

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