SP首位の羽生「緊張した」 一問一答
「フィギュア全日本選手権・第1日」(26日、長野市ビッグハット)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、ソチ五輪金メダリストで、3連覇を狙う羽生結弦(20)=ANA=は、終盤の3回転ルッツからの連続ジャンプが乱れたものの、94・36点で首位発進を決めた。
-演技を終えて。
「まあちょっと前回(GPファイナル)と同じような出来で、同じようなミスをしてしまって悔しい気持ちがある」
-94・36点という得点には。
「まあ、まずまず臨機応変にできたかなと。この得点で満足しないように自分を高めていきたい」
-ルッツで同じようなミスをしてしまった理由は?
「ひきずられていたようなところはあった。ルッツは若干の不安があった。原因が分かっていればできている。悔しいですね。公式練習の1発目ではだいたいきれいにおりている。自分の精神状態なのか、疲れ方なのか。ルッツは練習では4回転もおりているので、(3回転は)思い切ってできないとかもあるのかもしれない」
-昨日は「リラックスできている」と話していたが。
「すごく緊張した。全日本独特の緊張感があった。周りが日本の選手ばかりだし、(今季の)今までとは違った緊張感があった」
-演技前の持ち時間30秒がギリギリだったが?
「1番滑走だった前回と同じようにやっていたら、“まずいな”と。お客さんの声で気づいた。あと3秒しかないと(笑)」
-フリーに向けて。
「とにかく今日は今日だし、明日は明日。本番でいい演技ができるようにしたい」