羽生の一問一答「これが僕の実力」

 「フィギュアGPシリーズ第6戦・NHK杯」(29日、なみはやドーム)

 男子はSPで5位と出遅れた羽生結弦(19)=ANA=がフリーで151・79、SPとの合計で229・80点を獲得。結果は4位ながら、連覇を狙うGPファイナル(バルセロナ)進出を決めた。

 演技を終えた羽生の一問一答は次の通り。

 (大会を終えて)

 「皆さんはけがの影響かと思われるかもしれませんけど、これが僕の実力だと思っています」

 「これが今シーズンのすべてではないので。2つとも出られたからこそ、しっかりと生かさないといけないと思います」

 -この大会に出ての発見は。

 「自分の弱さですかね。けがとか関係ないんですよ。こういう失敗は。前回は本当に痛かった。でも回ってるんですよ。できない何かがあるんです」

 -何に負けた?

 「何に対してというよりも、あまりにもいろんなことがありすぎて、いろんな弱さが見えすぎて、どこから手をつけていいか分からないです。それぐらい課題が見つかって良かったです」

 -出る決断は正しかったと思うか。

 「はい。正しかったと思っています。結果がどうであれ。皆さんがどうやって思うか分からないですけど。最後まで滑り切って、ミスはたくさん出ましたけど、ミスをしたことは後ろに下がるわけじゃない。立ち止まっているかもしれない、練習不足による戻りはあるかもしれないけど、試合は全く同じコンディションはない。コンディションに合わせた自分の精神状態が、足りなかったと本当に思い知らされた試合だった」

 -演技には気持ちが入っていた。

 「ジャンプでは点数とれないと思っていたので、何とかしなくちゃという気持ちと、アクセルを何とか決めて得点稼がなきゃと思っていました」

 -思考が変わった? 「別に変えたつもりはないですし、悔しいものは悔しい。どうあがいても言い訳しても結果は変わらないので。しっかり、今の自分の気持ちを自分の口から話して復習したいなと思います」

 (大会後、ファイナル出場についてのコメントを発表)

 「皆さん、応援ありがとうございました。皆さんの応援のおかげで中国杯とNHK杯の結果、ファイナルに出場することができました。ファイナルの間、さらによい演技ができるように、しっかりトレーニングして立て直したいと思います」

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