ラグビー早慶戦は引き分け

試合後、ミーティングする慶応フィフティーン=秩父宮ラグビー場(撮影・北野将市)
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 「関東大学ラグビー対抗戦A 早大25-25慶大」(23日・秩父宮ラグビー場)

 1922(大正11)年から始まり、今年で91回目を迎えた関東最古の定期戦。慶大が後半31分WTB金沢がトライを奪い、ゴールも決まって同点とし、そのまま25-25でノーサイドを迎えた。これで両校とも4勝1敗1分となり、優勝の可能性はなくなった。

 快晴の好天に恵まれスタンドもほぼ満員の観衆で埋まった。前半5分、慶大は約20メートルのPGをSO矢川が決めて先制。早大は16分に約27メートルのPGをSO小倉が決めて同点に追いつく。慶大は18分に矢川が再びPGを決めてリードを奪うも、早大は24分にゴール前の密集を押し込んでロック大峯が飛び込み、さらに28分にはWTB荻野が中央を突破してトライを決めリードを広げる。

 しかし慶大もFWを中心に反撃する。前半ロスタイムの42分にナンバー8森川が密集のサイドから抜け出してトライ。前半は早大が15-13とリードして折り返した。

 後半に入ると、いきなり慶大がアタックを仕掛ける。5分にハイパントからチャンスをつかみCTB川原の突破で大きく前進、最後はラックのサイドを抜けたフランカー広川が右サイドにトライして逆転した。リードを許した早大だったが、19分にフランカー布巻が自陣でボールを回そうとした慶大のパスをインターセプト。そのまま中央にトライを決めて逆転。27分には小倉のPGで点差を広げた。

 ところが慶大は31分に連続攻撃からWTB金沢がトライ(ゴール成功)で同点に追いついた。終盤、慶大はゴール前で何度もチャンスをつかむが、早大も粘ってトライを許さずノーサイド。結局、25-25で引き分け、対抗戦での通算成績を早大の64勝20敗7分となった。

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