今季最終戦のＡＴＰツアー・ファイナルでベスト４入りし、全米オープン準優勝、ツアー４勝と合わせ大躍進のシーズンを終えたテニス男子の錦織圭（２４）＝日清食品＝が２０日、都内で関連スポンサー３社のイベントを“はしご”する大忙しの１日を過ごした。

　錦織は２２日に元王者アンドレ・アガシ（４４）＝米国＝との親善試合を控えるが、日本ではコート以外でも引っ張りだこ。この日はテニスメーカーのウィルソン、ウエアメーカーのユニクロ、輸入自動車のジャガー３社の各イベントに参加した。

　イベント会場はどこも、時の人の到来に関係者や報道陣が詰めかけ大盛況。イベントの内容もそれぞれ趣向が凝らされ、その中で錦織は笑顔を振りまき、トークの花を咲かせるなど、サービスに努めた。

　先のＡＴＰツアー・ファイナルのテレビ中継で解説を務めた、少年時代の師匠でキャスターの松岡修造氏（４７）は、準決勝翌日に自身の公式ブログで、「日本では色々大変だと思います。スポンサーさんの仕事は大変ですが、後は最小限にしてください。圭にとって大事なのはテニスコートでの活躍です」と、プレー以外で忙殺されることを危ぐし、「みなもわかってくれます。しっかりと休んでくださいね」と気遣っていたが、その心配は的中したようだ。