冨田 再捜査へ、頼みは日本の国内世論

 仁川アジア大会期間中に韓国通信社のカメラを盗んだとして略式起訴された競泳男子の冨田尚弥(25)が6日、名古屋市内で会見を開き、同件について“冤罪”を主張した。

 会見を開いた思惑の一つに、日本の国内世論に訴えるという点がある。

 冨田側は、現状では韓国警察が自主的に再捜査してくれることを待つことしかできない。今後、判決書が韓国から送られてくる予定で、そこから1週間以内に正式な裁判を開く申請ができるが、韓国の国際弁護士を雇う場合、着手金で300~600万円を提示されており、本格的に争えば、1000万円以上掛かる。所属を解雇された冨田には難しい状況だ。

 また、裁判を申請し、韓国に入国した場合、再び拘束される、もしくは出国停止となる危険性もある。

 担当する国田武二郎弁護士は「日本に風が吹けば。今日の会見で日本の国民みなさんが、冨田選手の言ってることは本当だと思われれば、韓国もメンツがあるからどういう対応に出るか」と、会見をきっかけに韓国警察へ対応を促したい考えを示した。

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