錦織、初優勝ならず チリッチに完敗

 「全米OPテニス最終日・男子シングルス決勝、錦織圭‐マリン・チリッッチ」(8日、ニューヨーク)

 日本人で初めて四大大会シングルスの決勝へ進んだ世界ランク11位の第10シード、錦織圭(24)=日清食品=と、世界ランク16位の第14シード、マリン・チリッチ(25)=クロアチアの決勝戦が8日午後5時過ぎ(日本時間9日午前6時過ぎ)から行われ、錦織は3‐6、3‐6、3‐6のストレートで敗れ、グランドスラム初優勝はならなかった。

 試合前のトスで勝ったチリッチのサーブで始まった第1セットは、第5ゲームまでは両者がサービスゲームを取り、第6ゲームで錦織はチリッチにブレークされて2‐4。第7ゲーム以降はサービスゲームを取り合い、錦織は3‐6で第1セットを落とした。

 錦織と同様に初めて四大大会の決勝に進出したチリッチは時速210キロ前後のサーブとともにストロークプレーも好調で、1‐1で迎えた第3ゲームでは錦織がサービスゲームを落とした。続く第4ゲームは相手のサーブを錦織がブレークポイントまで持っていったが、そこから巻き返され1‐3。第5、6ゲームをお互いが取って2‐4となると、第7ゲームで錦織は再びチリッチにサービスをブレークされて2‐5。しかし続く第8ゲームは錦織がブレークして3‐5と試合が激しく動いた。そして、第9ゲームではチリッチがブレークして錦織が第2セットも3‐6で連取された。

 準々決勝、準決勝で4時間ゲームを戦い抜いた錦織は劣勢に立たされ、疲労の表情も見られたが懸命にプレーした。しかし、第3セットに入ってもチリッチはサーブ、ショットともにさえを見せた。錦織は1‐2で迎えた第3セットでブレークされ1‐3。2‐4の第7ゲームではブレークポイントまで持ち込みながら、チリッチの反撃に遭い2‐5。第8ゲームでサービスゲームを取り3‐5としたが、第9ゲームでチリッチのサービスゲームに屈し、このセットも3‐6で取られ、勝負は決した。

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