豪栄道、左ヒザ不安なし!初Vへ闘志

 「大相撲秋場所」(14日初日、両国国技館)

 大相撲秋場所の新番付が1日、発表された。

 新大関としての決意と覚悟が、自然と表情を引き締めた。「常に勝ちを求められる地位だと思う。プレッシャーはあります。思い切ってやるしかない」。ひとつひとつの言葉を自分に言い聞かせるように、豪栄道は秋場所に臨む心境を語った。ただでさえ重圧がかかる新大関としての初陣。しかし、名古屋場所12日目の横綱日馬富士戦で左ヒザを痛めた影響で、新大関としてファンの前に初お目見えとなるはずだった夏巡業を全休した。決して楽観できる状況ではない。

 部屋に残りじっくり回復に務め、土俵での稽古が再開できるまで回復した。「何%とは言えないが、かなり良くなってきています。元気な姿で本場所に立つことがファンの皆さんへの恩返しになると思う」と着実に復調していることを強調する。5日に予定されている横綱審議委員会の稽古総見で、関取衆との申し合いが出来るかどうかは微妙な情勢ながら、14日の初日までにはしっかり戦える態勢を整えるだけの時間は十分に残されている。「自分の力を精いっぱい発揮するだけ。目標は優勝です」と悲願の初Vを目指すことを明言した。

 大関に昇進したことで国技館への出入りは地下の駐車場を使用できるようになり、自身のしこ名が付けられた“豪栄道弁当”も館内で発売される。一気に注目度もアップするだけに、新大関に寄せられる期待は大きい。「名古屋場所では弱気にならずに強気に相撲を取れば、結果が出ることが分かった。期待されるのはすごく光栄なこと。その期待に応えたい」と全力を尽くすことを誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス