智弁和歌山が1年生の活躍で大勝

 「春季高校野球近畿大会・1回戦 智弁和歌山8×-1京都翔英(八回コールド)」(29日、紀三井寺)

 智弁和歌山(和歌山1位)が京都翔英(京都1位)をコールドで下し、準決勝に進出した。5番で起用された文元洸成内野手(1年)、6番でスタメン出場した林晃汰内野手(1年)が連続タイムリーを放ち、1年生コンビの奮闘が打線に勢いをつけた。

 「本当によう打ちよるんですわ。練習試合でも打ちまくっとる。1年生2人にチームが引っ張られている」と明かした高嶋監督。1点リードの四回、無死一、二塁から文元が左中間を深々と破る2点二塁打を放つと、続く林も一、二塁間を痛烈に破った。

 右前適時打で一挙3点を奪って試合の主導権を握ると、先輩たちも触発され、2本のアーチを放つなど8点を奪ってコールド勝ち。「これから夏に向けて絞った時にどうなるか。練習についていけるか。イメージでは夏は林を3番、文元を5番で使いたいと思ってるんやけど」と名伯楽が期待をかける1年生コンビが、2年連続の夏へ起爆剤になる。

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