東洋大がサヨナラ先勝!鳥居が劇的弾
「東都大学野球、東洋大4-3日大」(3日、神宮球場)
東洋大が鳥居丈寛内野手(4年・愛工大名電)のサヨナラ本塁打で先勝した。
3-3の同点で迎えた九回無死、2ストライクから3球目の浮いた変化球を右越えに運んだ。サヨナラ弾は人生初という鳥居は、「まずは塁に出ようと思った。打球を見て、いったんだなと思った」と白い歯をこぼした。
身長172センチながら、長打力が持ち味。今季は専大戦でも逆転満塁弾を放つなど、印象的な活躍が目立つ。
“孝行息子”の出現に、高橋昭雄監督は「練習ではもっとすごいんだから。今シーズン花開いたね。彼がいなかったら、とっくに(もっと)負けている」とニコニコ顔。
鳥居も「オープン戦で結果が出ていない時から使ってもらって。よく怒鳴られたけど『期待されているんだな』と思った」と、指揮官に感謝した。