元虎戦士の若竹がアマ復帰し成長見せる

延長11回、2番手で登板し力投する三菱重工神戸・高砂、若竹竜士=わかさスタジアム京都=(撮影・山口登)
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 「JABA京都大会・準決勝 三菱重工神戸・高砂2-1新日鉄住金東海REX(延長11回タイブレーク」(2日・わかさスタジアム京都)

 三菱重工神戸・高砂が、元阪神・若竹竜士投手(28)の好リリーフで延長タイブレークの戦いを制し、決勝に進んだ。

 「もう開き直って行きました」と若竹。1点を勝ち越した直後の延長十一回、タイブレークで1死満塁の状況からマウンドに上がった。左打者の3番・西岡を内角ギリギリのカットボールで二ゴロに仕留めると、続く4番・加藤も同じ内角低めのカットボールで詰まらせた。

 ボテボテの二ゴロで鮮やかに試合を締めた右腕。プロ入り時からコントロールに課題を持っていたが「カットボールを覚えたのが大きい。今はそのカットボールでストライクが取れるようになったので。昔だったらボール、ボールだったかもしれない」と言う。

 08年にはウエスタン・中日戦でノーヒットノーランを達成したこともあった。だが制球難を克服できず、12年に今成との交換トレードで日本ハムへ移籍。翌13年に戦力外通告を受けた。

 今年からカットボールを覚え制球が安定したことで、今大会は抑えを任されるまでに成長した若竹。エース・守安の後を受けて厳しい場面を乗り切り「守安が投げている試合は負けられない。決勝は総動員で頑張ります」と力を込めた。

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