創価大・田中正義、今春登板は絶望的

 今秋ドラフトの目玉、創価大・田中正義投手(4年・創価)の今春登板が30日、絶望的となった。東京新大学リーグ・東京国際大戦(さいたま市川通公園)後、2月上旬に訴えた右肩違和感が続いていることを明かし、岸雅司監督(60)は慎重にリハビリを進める方針を示した。

 田中は先発した23日の共栄大戦で、二回で降板。右手中指の爪が割れたことに加えて、これまでにない右肩の違和感もあり、複数の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)による検査を受けた。その結果、軽い炎症が見つかり、肩関節の筋肉の緩みが原因であることも判明した。

 診断名がつくほどの異常ではないものの、岸監督は「復帰の時期はわからない。本人はこの春も投げたいかもしれないが、投げさせない」と明言。主将も務める田中は「自分は声を出すことしかできない。ふがいない」と、悔しさをにじませた。

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