夏の高校野球熊本、隣県での代替開催も

 日本高野連は20日、第98回全国高校野球選手権大会の運営委員会を開催し、21日に予定されている決勝の開始時間を午後1時から2時に変更することなどを決定した。順調に日程を消化すればリオ五輪の閉会式と重なる見通しで、1人でも多くの人に興味を持って見てもらうための措置と発表した。

 また深刻な被害が報告されている熊本地震に関連し、2011年の東日本大震災時と同様に義援金を募ることも検討していく方針だ。竹中事務局長は「まだ被害の状況が正確に入ってきていない状況」と明かした。熊本県高野連の工木雄太郎理事長とは電話で話をした際に、車の中で寝泊まりしている現状を明かされたという。

 19日に予定されていた巨人戦が中止になるなど、熊本大会のメーン球場となる藤崎台球場は大きな被害が明らかになっている。今夏は同球場と八代で大半のゲームを消化する予定だった。代替球場が必要となり、スケジュールの都合がつかなければ「隣県での開催ということになるかもしれない」と言う。

 竹中事務局長は「今は生活することで必死。これから調査が進むと思いますが、日本高野連としてもできる限りのことはしたい」と沈痛な面持ちで語り、サポート態勢を整えていく。

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