関学大・中内が無四球完封

 「関西学生野球・第2節3回戦 関学大4-0近大」

 関学大が近大を完封で下し、2勝1敗で勝ち点を挙げた。プロ注目のエース・中内洸太投手(4年・今治西)が、13年秋以来となる完封勝利を無四球で達成。高校時代に「投手をクビになった」と明かす右腕が、成長の跡を見せた。

 立ち上がりから力強く腕を振る姿が際立った。キレのいい直球に加え、同じフォームから繰り出されるチェンジアップで近大打線をほんろう。許した長打はわずかに1本。味方打線の援護もあり、きれいに9つのゼロを並べて見せた。

 「直球で空振りを取れたことで、変化球を打ち損じてくれたのかなと思います。昨日負けた時点から、うまく気持ちを切り替えられた」と中内洸。竹内監督も「頼れるエースになってきた」と目を細める。

 今治西時代は2年夏の甲子園で背番号16をつけベンチ入り。「投手とショートのバックアップで」聖地の空気を感じ、新チームからエースかと思いきや「投手をクビになったんです」と苦笑いで明かした。3年夏の甲子園では背番号6をつけ、5番・遊撃で先発出場。1回戦の桐光学園戦では当時2年生左腕の松井(現・楽天)の前に22奪三振の大会新記録で完封負け。自身も3打席連続三振を喫した。

 そんな過去を糧に、投手としてたくましく成長した中内洸。「社会人に行ってもプロは目指していく場所。優先はこの春でしっかり結果を残すこと」と力を込めた。

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